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- 読み聞かせが良いって聞いても、具体的にどういう効果があるの?
- 絵本の読み聞かせをしたいけど、絵本の選び方がわからない。
- 読み聞かせが良いと聞いても、どう取り入れるべきかわからない。
絵本はただの楽しみだけでなく、言語能力や想像力、親子の絆など、子どもの発達に多大な影響を与えます。
私は3人の子どもを育てながら、毎日絵本を読み聞かせる時間を大切にしています。この経験を通して、絵本の読み聞かせがどれほど子どもの成長の力になっているのかをを実感しています。
この記事では、子どもに絵本を読み聞かせることの効果について解説し、その具体的なメリットや注意点、年齢別おすすめ絵本を紹介します。
この記事を読むと、絵本の読み聞かせがもたらす成長効果や、年齢別のおすすめ絵本の選び方が分かり、読み聞かせがより楽しく、効果的なものになります。
絵本の読み聞かせは、子どもの発達を促進する最高の方法であり、親子の時間を豊かにする素晴らしい手段です。
子供に絵本を読む効果
想像力と創造性を発達させる
絵本は、子どもの想像力を育てる上で非常に効果的です。 多くの絵本には深いメッセージ性が込められており、子どもや動物が主役となることが多く、登場人物の気持ちを自然と想像しやすい点が絵本の大きな魅力の一つです。
絵本には「考える余白」がたくさんあります。絵は動かず、ストーリーの進行もゆっくりしているため、子どもたちが自分で物語の続きを想像したり、登場人物の動きや声を頭の中で想像します。子ども達自らの豊かな想像力をフル回転させて、ストーリーを自分らしく膨らませていきます。この過程が、創造的な思考を育み、成長にプラスの影響を与えます。
子どもが自分でストーリーを想像し、独自のアイデアを生み出す力が、問題解決能力や創造性の発展に繋がります。テレビや映画などの映像メディアは、視覚的に完成された世界を提供しますが、一方、絵本は未完成な部分が残っているため、子どもがその部分を想像力で補うことで、より創造的な思考が発達します。
例えば絵本では、子どもが実際に経験したことのない場所や風景が描かれ、日常では得られない冒険や感情を体験することができます。目に見えないものを感じ、聞こえないものを想像する力が育ちます。
この力は、日常生活や友達との関係においても役立ち、トラブルを回避するための判断力を養うことにも繋がります。
言語能力が向上する
絵本には、子どもが知らない言葉や場面がたくさん出てきますが、繰り返し読み聞かせすることで、これらの言葉や表現の意味を徐々に理解して、自然と文章力を身につけることができます。言葉の数が増えていくと、子どもは自分の考えや思いをうまく伝えることができるようになり、コミュニケーションに自信がつきます。
さらに、絵本にはイラストが添えられているため、言葉と一緒に視覚的な情報も得ることができ、より理解ができるのが特徴です。読み聞かせをしている子どもは、国語や数学の成績が良く、授業の楽しさを感じやすいというデータもあります。
また、幼児期に絵本を通して多くの新しい言葉に触れることが、言語能力の向上につながります。 普段の会話では使わないような言葉や表現が含まれているため、子どものボキャブラリーを豊かにし、言葉の使い方も広がります。絵本に登場する「やさしい言葉」や「心地よい響きの言葉」、さらにはオノマトペ(擬音語・擬態語)なども、子どもたちの「話す力」「聞く力」「表現力」を育むのに効果的です。
結論、絵本の読み聞かせは、子どもの言語力を高め、学校生活や日常生活においても多くの恩恵をもたらします。
読解力がアップし、学力向上も期待できます。
集中力がUPする
子供にとって、集中力を養うことは非常に重要です。他の事に突然気を取られる場面は、親ならよく経験するものです。
こんなとき、絵本に対して興味を持たせることが、子どもの集中力を高めるカギとなります。 最初は短めの絵本を選び、徐々に長いストーリーに挑戦することで、自然と集中できる時間が伸びます。また、物語の内容を理解するために、子どもはママやパパの声に集中し、頭の中のイメージを膨らませます。このプロセスを重ねることで、集中力が徐々に鍛えられていくのです。
大切なのは、子どものペースに合わせて無理なく継続する事です。 絵本を選ぶ際には、子どもの興味を引く内容やイラストが含まれているものを選びましょう。 これにより、子どもは自然と物語に引き込まれるれ、集中力を持続させることができます。
子どもの興味を優先して内容を選び、段階的に集中できる時間を伸ばすことが重要です。
親子での読み聞かせは、その過程を楽しく進むための効果的な方法です。
感情表現・共感力が豊かになる
絵本の登場人物が喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだりシーンを目にすることで、子どもは自分なりの感情を大胆に、表現する力が養われていきます。
特に、絵本の感情を学ぶことで、自分の気持ちを相手に伝える力が身に付きます。 同様に、物語の中の登場人物の気持ちに共感し、その感情を想像することで、自然と自分の感情表現が豊かになり、他人に対して思いやりを持つことができます。このような経験は、相手の気持ちを考えられる力を育て、共感力を強化します。
また、絵本の感情表現を豊かにすることは、子どもの自己表現にも大きな影響を与えます。自分の思ったことや繊細な感情がうまく表現できないと、癇癪や「イヤイヤ期」のような形で現れることが多いですが、絵本で多くの感情表現を学ぶことで、言葉で自分の気持ちを伝える能力が向上し、感情のコントロールがしやすくなります。
絵本の読み聞かせは、感情表現や共感力の育成に大きな効果をもたらし、子どもが自分や他人の気持ちを冷静に、思いやりを持って接する力を育てる重要な手段です。
子どもの心が安定する
悲しみを膝の上に乗せたり、寄り添ったりして人の温もりを感じることで子どもはリラックスして、安心感を得ることができます。
これは保護者の愛情を直接感じられるからです。
温かなスキンシップによって「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンは、心を安定させ、ストレスを減らしてくれるものです。
親子のきずなを深める
絵本の読み聞かせは、親子のコミュニケーションを保ち、信頼関係を築くための効果的な手段です。親子が同じ物語の世界を共有しながら過ごす時間は、子どもだけでなく保護者自身もリラックスできる貴重な瞬間となります。
パパやママの声は子供に安心感を与え、子どもは自分が受け入れられていると実感し、精神的な安定感を持つことができるのです。
さらにて、認知能力の向上も期待されます。物語に対する興味や関心を引き出すことで、注意力が養われ、記憶力や抽象的な思考力も向上します。これにより、子どもの学びの基礎が自然に培われていきます。
結論として、絵本の読み聞かせは、親子の絆を強めるだけでなく、認知能力の向上にも大きく貢献します。
しつけが身につく
ご家庭や公共の場でマナーを守るために、子どものうちに身につけておきたい「しつけ」。その「しつけ」も絵本を通じて学ぶことができます。それは、絵本に登場するキャラクターの行動を通して、子どもたちの自然とマナーやルールを学ぶことがでるからです。
ただし、子どもが興味のない本を無理強いして読むと、絵本が嫌いになる恐れがあるため、注意が必要です。
知識を身につける
文化や歴史、自然などさまざまな知識を吸収することができます。また、親子ともに同じ絵本を読んでいることで、親との共有体験や会話ができ、より深い理解を得ることもできます。さらに、読み聞かせを通じて子どもの興味や関心を引き出すことができるため、自分自身で学習する意欲も向上することがあります。
他人とのコミュニケーション能力や協力することの重要性、倫理観を学び、社会性を育むことができます。さらに、読み聞かせを通じてさまざまな文化や社会からの情報を取り入れ、多様な価値観に対する理解や尊重を学ぶこともできます。
年齢別おすすめ絵本3選!
0~1歳児におすすめの絵本
- ごあいさつあそび
- ぴょーん
- だれかな だれかな?
絵本を選ぶポイント
- 触感を楽しめる素材や、短い言葉やリズムが特徴の絵本
- 大きくはっきりとした絵や、明るい色使いのもの
- 日常の生活や身近な事柄、感情や音の表現に焦点を当てている
- 視覚的にハッキリとした絵に惹かれやすいので、色鮮やかな絵本がいい
- 自分で触れたり開いたりしやすい、丈夫な絵本を選ぶ
1~2歳児におすすめの絵本
- やさいさん
- とっとこ とっとこ
- だるまさんの
絵本を選ぶポイント
- 繰り返しの多い絵本や、動物・果物など子どもが起こりそうな内容の絵本が良い。
- 「コロコロ」「どんどん」などの擬音語を使ったリズムの良い絵本は子どもの興味を引きやすい。
- 生活習慣に関する絵本もおすすめで、挨拶やトイレ、歯磨きなど日常的な学びが得られるものも良い。
2〜3歳児におすすめの絵本
- きんぎょがにげた
- ねないこだれだ
- ねこガム
絵本を選ぶポイント
- 厚めのページや触感を楽しめる素材の絵本は、子どもが自分でページをめくりやすい
- 細かいディテールやキャラクターの表情が描かれている絵本が適している
- 日常の出来事や感動、また身近な生活や自然界についてわかりやすい内容の絵本が良いです。
3〜4歳児におすすめの絵本
- おしくらまんじゅう
- むれ
- ママがおばけになっちゃった!
絵本を選ぶポイント
- 日常生活や身近な面白いをテーマに、子どもが分かりやすい内容が良い。
- 友達との関わり方や、喜び・悲しみなど感情を理解できる絵本が適している。
- 絵本に質問が含まれていたり、キャラクターと対話する要素があると、子どもの参加が高まります。
- キャラクターが困難に立ち向かう、それを乗り越える様子を描いた絵本は、自己肯定感や共感力を育む。
4~6歳児におすすめの絵本
- トラネコとクロネコ
- かえうた戦隊 タマゴレンジャー
- おまえうまそうだな
絵本を選ぶポイント
- 物語が長めで、文章量が多い絵本が適している。
- 読み手と子どもが対話できる要素を含む絵本が良い。
- ページごとに変化や展開があり、子どもの興味を引きつける絵本が適している。
- 動物やファンタジーの要素を取り入れた絵本がおすすめ。
- 友情や家族の絆、困難を乗り越える勇気を描いた内容が適している。
絵本を読み聞かせる時の注意!
絵本を読んでいると、時々子どもがページの内容について自分の感じたことや考えを話すことがあります。
このような時、子どもの言葉を遮らないようにすることが重要です。
途中で話して遮ってしまうと、子どもは読み聞かせの時間に嫌悪感を持ってしまうかもしれません。
また、自分の思いや感情を表現することに抵抗を感じるようになる可能性もあります。
絵本で感じたことを大人に伝えることは、自己表現を育む良い機会です。
そうすることで、子どもは安心感を持って読み聞かせの時間を楽しむことができます。
子どもの気持ちを尊重しながら、大人がしっかりと受け止めてから、続きを読んであげましょう。
子どもが安心して聞くことができる声のトーンを心がけることも効果的です。
途中で質問したり絵の説明をしたりしない
この本を読んでいる最中に、「○○ちゃんたらどうする?」「次はどうなるかな?」と子どもに問いかけたり、絵の内容を説明したりしていませんか?集中を怠ってしまうこともあるので、気をつけましょう。
「どう思った?」「面白かった?」と聞かない
読み終わった後、子どもが自分から質問したり話したりするのは良いことですが、保護者からすぐに感想を求めるのは控えた方がいいでしょう。物語を聞いた子どもは、言葉にできますなくても、心の中で自分なりにイメージを膨らませています。そのことを理解して、大人の方からの感想は避けましょう。
読み聞かせる絵本は事前に内容を確認する
読み聞かせる絵本は、事前に内容を確認しておくことが大切です。表紙やタイトルだけで選んで、想像とは違う内容だった、ということも多々あります。間違ったり、言い間違えたりすることもありますので、注意しましょう。
子どもの見えやすい位置や角度で読む
兄弟など複数の子どもに読み聞かせをする際は、全員が絵本をしっかり見られる位置を意識しましょう。光の反射で絵が見づらくなることもあるので、角度にも気をつけましょう。子供の表情がよく見える位置に座って、どんな反応をしているのか確認できるようにすると良いいです。
適度な抑揚をつけて聞きやすい声を意識する
読み聞かせの際、抑揚をつけすぎると子どもの想像力を無視するという意見もあります。 しかし、感情が全くない読み聞かせでは、心に響きません。
また、ゆっくり読みすぎると集中力が途切れてしまうことがあるので、子どもたちの表情を見ながら、適切なスピードに調整しましょう。
過度な演じ分けはしないようにする
物語の流れや登場人物の特徴を強調しようと、声に強弱をつけたりトーンを変えて過度にする表現のは控えましょう。偏った印象を持ったり、心情をうまく理解できなくなる可能性があります。 子どもが物語に没頭できるよう、表現は適度に抑え、子ども自身の想像力や創造力を引き出すことが大切です。
対象年齢や子どもが楽しいと思う絵本を選んであげる
お子様に合った絵本を選ぶには、年齢や興味に合わせることが大切です。絵本の対象年齢を参考にしつつ、お子様が興味を持つ内容であれば、少し上の年齢向けの本でも大丈夫です。
気をつけたいのは、親が「読みたい」だけで選ばないことです。 交換歯磨きなどのしつけ本は時々して、基本は子供が「読みたい」と思う本を選んであげましょうしょう。
絵本には物語だけでなく電車や動物、仕掛け絵本や図鑑が好きな子もいます。
子供の好きな絵本を読んであげましょう。
親子で楽しむことが大事
読み聞かせで最も大切なのは、絵本を通じて親子で楽しい時間を共有することです。絵本による知育効果や学力向上を期待してしまいがちですが、そうした期待は心の中に留めておきましょう。読み聞かせを強制したり、過度なプレッシャーをかけてしまうと、子どもにストレスを与えてしまいます。
絵本の読み聞かせは、「ただ楽しく読む」だけで十分に効果があります。親子のコミュニケーションや遊びの一環として、リラックスして楽しんでください。
アドリブを入れすぎてしまう
アドリブを入れすぎるのは避けましょう。大げさなアクションをしたり、絵本を過度に動かしたりすると、子どもの興味を引くように見えて、かえって想像力や集中力を損なってしまうことがあります。また、絵本の内容よりも大げさなリアクションが子どもの記憶に残ってしまうこともあります。さらに、文章を途中でカットしてしまうと、子どもが「どうして最後まで読まないの?」と不安に感じることがあるかもしれません。
読みたいときに読める環境を作る
絵本をいつでも手に取って、好きなときに読める環境を作ってあげましょう。子ども用の本棚にはさまざまなタイプがありますが、子どもの目線に合い、簡単に絵本を取り出せるものを選ぶと良いです。絵本が常に手の届く場所にあることで、子どもは自然と絵本の世界に親しむようになります。
絵本の読み聞かせは読書への第一歩
絵本の読み聞かせには、「本が好きな子・読書ができる子に育てる」といった効果があります。読み聞かせは、子どもが自分で本を読む「読書」へとスムーズに移行するための大切なステップです。絵本に親しんでいる子どもにとって、普通の本も絵本の延長線上にあるからです。
読書という行為は、一見簡単に思えるかもしれませんが、実はコツが必要です。だからこそ、幼い頃から少しずつ本に触れる経験が重要になります。本を読む楽しさを知れば、そのコツも自然に身についていきます。絵本の読み聞かせは、子どもにとって読書の第一歩となる大切な体験なのです。
まとめ
幼児教育の中でも、赤ちゃんの頃から手軽に取り組める方法として、絵本の読み聞かせがおすすめです。絵本を読むことで、語彙力や集中力が高まるだけでなく、親子のコミュニケーションの時間としても非常に有意義です。
絵本を取り入れる際には、子どもの年齢や成長に合ったものを選び、物語に夢中になれるような環境づくりを意識しましょう。おすすめの絵本や選び方のアドバイスも参考にしながら、お子さんの成長に合わせて楽しんでください。
「読み聞かせ」は、子どもの能力を伸ばすだけでなく、親子の絆を深めるためにも効果的です。ただし、成長を急ぎすぎるのではなく、あくまで親子で楽しむ遊びのひとつとして取り入れることが大切です。そうすることで、子どもにとっても楽しく貴重な時間となります。
お母さんと楽しく過ごした読み聞かせの時間は、子どもが成長した後も素晴らしい思い出として残るものです。今の時代、YouTubeやテレビに頼りがちだからこそ、意識して読み聞かせを取り入れてみてください。
「毎日続けなければ」という義務感で読み聞かせをしてしまうと、その時間がストレスになり、子どもにもその気持ちが伝わってしまいます。絵本の読み聞かせが、親子にとってリラックスできる楽しい時間になることが何よりも大切です。