【育児に参加する夫】になるために、今すぐできる小さな3つのこと

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【育児に参加する夫】になるために、今すぐできる小さな3つのこと

育児は本来、夫婦が協力して行うべきものです。しかし、実際には育児や家事の多くを妻が担っている家庭が少なくありません。私自身も、仕事を理由に家庭での役割を十分に果たしてこなかったことに、ある日ふと気づかされました。

本記事では、夫である私が、妻の立場に立って育児について考えたことをまとめています。日々のすれ違いの中で、妻が抱えている想いにどう向き合うべきか。その気づきと学びを通じて、夫婦で育児を共有するためのヒントをお伝えできればと思います。

休む間もない妻の育児と家事の現実

妻の1日の負担

以下は、一般的な専業・育休中の妻の1日の流れを整理したものです。

時間帯内容
6:30〜起床、子どもの朝食準備、自身の支度
8:00〜洗濯・掃除など家事全般
10:00〜買い物、病院、子どもと外出
12:00〜昼食準備と片付け、子どもの相手
14:00〜子どもの昼寝中に残りの家事・雑務
17:00〜夕食の準備、入浴、寝かしつけ

このように、1日を通して気の抜けない時間が続きます。

「休める時間」は存在していない

夫の帰宅時にはすでに妻は心身ともに疲労困憊しています。それでもなお、夫に「お疲れさま」とねぎらう余裕を持ち、家庭を回しているのです。

かつての私は、帰宅後に「自分も疲れている」と思い、休むことばかりを考えていました。
しかし今では、妻もまた一日中休まず動いていたのだと実感し深く反省しています。

「頼まれたらやる」では伝わらない理由

私もかつては、「手伝うつもりはある」「言ってくれればやる」という考えでいました。しかし、妻の立場になってみれば、それはすでに何度もお願いしてきた結果の「諦め」かもしれないということに気づきました。

何かをお願いするたびに、面倒そうな態度を取られたり、やり方に口出しされたりすると、次第に伝える気力すら失われてしまう。そうして夫婦間に見えない距離が生まれていきます。「気づいて動く」という姿勢こそが、本当の意味での協力なのだと感じています。

「手伝う」のではなく、共に育てる意識へ

なぜ「手伝う」では足りないのか

「手伝う」という言葉には、“主役は妻”という前提が含まれています。夫婦は対等なパートナーであり、育児は「共有すべき家庭の責任」です。

主体的に育児を担うとは

  • 自分で判断して行動する(「〇〇やった方がいいかな?」ではなく「今やっておく」)
  • 仕事を任されるのではなく、自ら役割を持つ
  • 成功・失敗も含めて「当事者」として関わる

育児を通じて得られる成長や喜びは、関わるほど実感できるものです。

感謝の言葉が、夫婦の信頼を深める

「ありがとう」の持つ力

育児に慣れないなりに行動し始めた頃、妻からかけられた「ありがとう」の一言に強く心を動かされました。それは、行動が認められたと感じられ、次も頑張ろうと思える瞬間でした。

感謝を伝えるために心がけたいこと

  • 小さなことでも「ありがとう」を言葉にする
  • 習慣的に声をかける 例:「朝の準備ありがとう」「今日も一日お疲れさま」
  • 子どもの前でも感謝を表現する(家族全体に良い影響を与える)

夫である私が気づいた、妻の本当の思い

印象的だった妻の一言

「私、いつまで一人で頑張ればいいの?」

この言葉を聞いたとき、私は何も言い返せませんでした。
妻がこれまでどれだけの重荷を背負ってきたのか、ようやく真正面から向き合うことができました。

小さな行動の積み重ねが信頼を生む

  • 朝食の準備を担当する
  • 子どもの入浴や寝かしつけを引き受ける
  • 一日一つ、自分で決めたことを継続する

そうした行動の積み重ねが、自然と「共に育てている」という実感につながりました。

今日から始められる、3つの小さな行動

夫婦で育児を共有するために、特別なスキルや知識は必要ありません。今日から始められる小さな行動が、大きな変化を生むきっかけになります。

  1. 妻に「ありがとう」と素直に伝えること。
  2. 毎日ひとつ、育児の中で自分の役割を決めて行動すること。
  3. 妻の話に耳を傾け、共感しようとする姿勢を持つこと。

どれもすぐにできることばかりですが、これを続けることで信頼関係が深まり、育児に対する意識も自然と変わっていきます。

まとめ:共に育てるという選択を

育児は、一人で抱えるにはあまりにも重い仕事です。夫婦がパートナーとして共に関わることで、その重さを分かち合い、喜びへと変えることができます。

夫として、自分にできることから始め、少しずつでも関わっていく姿勢を持つこと。それが、家族の未来をより良いものにしていく第一歩だと信じています。

今この瞬間からでも、遅くはありません。「共に育てる」という意識を持ち、歩み出してみませんか。

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