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イヤイヤ期の子供が「いやだ!」と言うばかりで、何がイヤなのかわからない。
どうやって接してやればいいんだろうと困ってるママ・パパはたくさんいると思います。
私も3人の子供のイヤイヤ期を体験してきました。(3人目は真っ最中)
イヤイヤ期は本当に大変ですよね・・
幼稚園がイヤだと逃げ回ったり、物を投げ散らかしたり、着替えをイヤがったり、お風呂をイヤがったり、何をするにも時間がかかってしまいます。
仕事に行かなきゃ行けないのに、ご飯の支度もしなくちゃいけない。
いろいろ時間がない中でイヤイヤ言われるのは親にとって「勘弁してよ」と思いますよね。
でも、イヤイヤ期は子どもの成長にとって必要不可欠な時期です。自我の形成や自立心の芽生え、そして言語能力の発達において重要な役割を果たします。
通常1歳半から3歳頃に始まり、約6ヶ月から1年程度続きます。この時期、子どもは自我の芽生えとともに強い自己主張を示すようになります。
そんなイヤイヤ期の子供との接し方や対応術を知り、自分にあった方法を見つけて下さい。
イヤイヤ期の主な特徴
- 「イヤ」「ダメ」などの否定的な言葉を頻繁に使う
- 自分でやりたがる(着替え、食事、排泄など)
- 感情の起伏が激しく、かんしゃくを起こしやすい
- 親の言うことを聞かない、反抗的な態度を取る
- 思い通りにならないと大泣きする
イヤイヤ期の心理的背景
子どもがイヤイヤ期を迎える理由には、以下のような心理的要因があります。
- 自我の芽生え:子どもは自分が親とは別の個人であることを認識し始め、自己主張を強めます。
- 言語能力の発達:言葉で自分の気持ちを表現できるようになりますが、まだ十分ではないためにフラストレーションを感じやすくなります。
- 探索欲求の高まり:世界を理解したい、自分でやりたいという欲求が強くなります。
- 感情コントロールの未熟さ:強い感情を適切に処理する能力がまだ十分に発達していません。
効果的な対応策
イヤイヤ期の子どもに対して、以下のような対応が効果的です。
感情を受け止める
子どもの気持ちを否定せず、まずは共感的に受け止めます。
例:「おもちゃを片付けたくないんだね。楽しく遊んでいたから悲しいよね。」
選択肢を与える
子どもに決定権を与えることで、自己決定の機会を提供します。
例:「赤いTシャツと青いTシャツ、どっちを着る?」
肯定的な言葉かけ
否定的な表現を避け、ポジティブな言葉で伝えます。
例:「走っちゃダメ」ではなく「ゆっくり歩こうね」
ルーティンを作る
予測可能な日課を作ることで、子どもに安心感を与えます。
例:「食事→歯磨き→絵本→就寝」など、毎日同じ流れを作る
気分転換を図る
イヤイヤが激しいときは、環境を変えることで気分を切り替えます。
例:外に出て散歩をする、別の遊びを提案するなど
褒める・認める
子どもの良い行動や努力を積極的に褒め、自己肯定感を育てます。
例:「自分で靴が履けたね!すごい!」
一貫性を保つ
親の態度に一貫性がないと子どもが混乱するため、できるだけ一貫した対応を心がけます。
具体的なシチュエーション別対応
食事を拒否するとき
- 小さな皿に少量ずつ盛る:大量の食事に圧倒されないようにします。
- 子どもと一緒に料理を作る:食事への興味を引き出します。
- 食べ物で遊ぶことを許可する:触る、匂いを嗅ぐなど、食べ物に親しむ機会を作ります。
- 食事時間を楽しい雰囲気にする:会話を楽しんだり、好きな食器を使ったりします。
- 強制しない:無理に食べさせようとすると逆効果になる可能性があります。
- 運動量を増やす:ご飯を食べる前に少しでもお腹を空かせることで食べてくれる可能性があります。
- 間食(お菓子)を極力控える。
我が家では6と7が子供達には合ってました!
間食する習慣をつけてしまっていたので少しずつ間食を減らし、
その分、公園で運動する時間を長く取りました。
そうすればよく食べます。(そりゃそうですが笑)
着替えを嫌がるとき
- 服にキャラクターのシールを貼る:着替えを楽しいイベントに変えます。
- 「変身ごっこ」として楽しく着替える:遊びの要素を取り入れます。
- 子どもに服を選ばせる:自己決定の機会を与えます。
- 時間に余裕を持つ:急かさずに着替えられるよう、時間に余裕を持ちます。
- 着替えの順番を決める:「まず上着、次にズボン」など、順番を決めることで見通しを立てやすくします。
我が家では1と2を重点的にやってます。
通用しない時も、もちろんありますが笑
「ウルトラマン」が好きなのでウルトラマンシールを貼ったりワッペンをつけたり、
「ウルトラマンに変身」とか言って、一緒に着替えたりしています。
歯磨きを嫌がるとき
- 好きなキャラクターの歯ブラシを使う:歯磨きを楽しいものに変えます。
- 歯磨きソングを歌いながら磨く:楽しい雰囲気を作ります。
- 親子で競争しながら磨く:ゲーム感覚で歯磨きに取り組みます。
- 鏡の前で磨く:自分の歯を見ながら磨くことで、興味を引き出します。
- 電動歯ブラシを試す:新しい体験として興味を持つ子どももいます。
- 歯磨きの絵本を使う:真似をして磨いてくれることも。
- 歯磨き粉を変えてみる:子供が好きな味だと磨いてくれます。
我が家は3と7が一番よかったです。
兄弟もいるので、歯ブラシを取りに行く時はマジで競争です。(少し危ないのでそこが課題です)
歯磨き粉が「まずい」と言ってなかなか磨かなかったのですが、味変したら嫌がらなくなりました。
寝るのを嫌がるとき
- 就寝時間の30分前からゆったりとした雰囲気を作る:テレビを消す、明かりを暗くするなど。
- 絵本の読み聞かせをする:落ち着いた気分で眠りにつけるようにします。
- 子どもの好きなぬいぐるみと一緒に寝る:安心感を与えます。
- 就寝儀式を作る:「おやすみのキス」や「今日あった良いことを3つ言う」など、毎晩の儀式を作ります。
- 白色ノイズを使う:静かな音楽や自然音を流すことで、リラックスを促します。
- 日中によく体を動かす:疲れて寝ます!
我が家は基本的に全部やってます。(つもりです!笑)
中でもやってよかったのが、1と2と4です。
やはり寝る前の下準備は大事だなと実感しました。
お風呂を嫌がるとき
- お風呂の時間を予告する:突然の変化や強制されることに敏感です。子どもに心の準備をしてもらいます。
- お気に入りのおもちゃを使う:お風呂を「楽しい場所」として認識させるために、お気に入りの水遊び用おもちゃを取り入れる一つの方法です。
- 自分でできることを増やす:「自分で体を洗う」といった簡単な作業でも出来ることが増えると、自信がつき、お風呂に対する抵抗が少なくなります。
- 無理に入れない選択肢も受け入れる:無理なお風呂に入ろうとすると、親子共にストレスがたまります。 プレッシャーを軽減することで、翌日以降の入浴がスムーズになることもあります。
- 習慣化する:ご飯食べたら次はお風呂などと決めてしまう。
我が家は2と3と5をやってます。正直、習慣化してしまうと勝手にお風呂に入ってます。笑
ちなみに我が家は幼稚園帰ったら直行でお風呂に行くようにしています。
親のセルフケア
イヤイヤ期の子育ては親にとっても大きなストレスとなります。以下のようなセルフケアを心がけましょう。
- 深呼吸やストレッチで気分転換:短時間でもリラックスする時間を作ります。
- パートナーや家族と育児を分担:一人で抱え込まず、協力して育児に取り組みます。
- 子育て仲間との交流で悩みを共有:同じ経験をしている人と話すことで、孤独感を軽減できます。
- 自分の時間を確保する:子どもが寝た後や休日に、自分のための時間を作ります。
- 適度な運動:ウォーキングやヨガなど、体を動かすことでストレス解消を図ります。
- 睡眠を大切にする:十分な睡眠をとることで、心身のリフレッシュを図ります。
これは一番大事にしないといけないと個人的には思っています。毎日少しでもいいので自分にあった物を取り入れましょう。私の場合は4をすることが一番多いです。
自分の好きなことをやっている時はやっぱり、リラックスできます。
イヤイヤ期の意義
イヤイヤ期は、以下のような重要な意義があります。
- 自我の形成:自分の意思を持ち、表現する力を養います。
- 言語発達:「イヤ」という言葉も、重要なコミュニケーションの一つです。
- 親子の絆:この時期を乗り越えることで、親子の信頼関係が深まります。
- 問題解決能力の発達:自分の欲求と現実のギャップに対処する力が育ちます。
- 感情調整能力の獲得:強い感情をコントロールする方法を学びます。
まとめ:長期的な視点で捉える
イヤイヤ期は一時的なものであり、子どもの成長過程において重要な役割を果たします。この時期を乗り越えることで、子どもは自信を持ち、より成熟した形で自己表現ができるようになります。
親としては、以下の点を心に留めておくことが大切です。
- 忍耐強く接する:一朝一夕には解決しないことを理解し、粘り強く対応します。
- 子どもの成長を喜ぶ:イヤイヤも成長の証。肯定的に捉えるよう心がけます。
- 柔軟に対応する:その日の状況に応じて、柔軟に対応策を変えていきます。
- 周囲のサポートを活用する:一人で抱え込まず、必要に応じて周囲に助けを求めます。
イヤイヤ期は確かに大変な時期ですが、この時期を通じて親子ともに大きく成長できる機会でもあります。焦らず、温かく見守りながら、時には毅然とした態度で接することで、この大切な発達段階を乗り越えていきましょう。